2007年8月19日

ICAAPにアデジャパメンバー2人が参加!!

こんにちは!
ほんっと暑い日が続いていますね、、

さて、そんな太陽の熱さに負けないほど熱い、
こんな会議がスリランカのコロンボで開かれているのを
ご存知でしょうか??

「第8回アジア・太平洋地域国際エイズ会議(8th ICAAP) 」

アジア・太平洋地域の様々なHIV/AIDS対策家が一堂に会するこの場に
ななんとアデオジャパンからは2人のメンバーが参加しています!!

この参加には、
1人はエイズ予防財団から全額補助、
もう1人は東京都から一部補助という形で
ご支援をいただいています。

じつは、アデジャパメンバーを含むICAAP参加メンバーが
毎日、いや数時間単位で会議の様子をレポートしています。

こちら!!→ICAAP Report

写真、映像を含む会議のリアルな様子から
参加メンバーが参加を通じて感じたことまで
報告していきます。

ぜひぜひチェックしてみてください!

2007年8月13日

プライドパレードシンポジウム



こんにちはー。
まーきーでございます。
暑い日が続きますね~。


前々回のブログでがっきーも報告してくれている、
8月11日の東京プライドパレードに私もいってきました。
というか、実際は用事があって午前中のシンポジウムにしか参加できませんでした・・・・
(楽しそうでうらやましい・・・)




今回のシンポジウムには、我らががっきーがシンポジストとして参加しました。


   TOKYO Pride主催シンポジウム
   「HIV/エイズから見たセクシュアリティ」

   エイズ予防、治療、支援等を通じて見えてきたセクシュアリティへの課題を話し合い、
   その多様性の理解、当事者としての問題、そして、
   社会の中でともに生きていく必要性について考えていきます。

   シンポジスト:

   秋野公造 
   (厚生労働省 健康局 疾病対策課)
   根岸昌功
   (ねぎし内科診療所 院長、前都立駒込病院 感染症科 部長) 
   池上千寿子
   (ぷれいす東京 代表、第20回日本エイズ学会 会長)
   稲垣朝子
   (アデオジャパン、東京都 エイズ情報ラウンジ ふぉー・てぃー 常駐スタッフ)
   司会進行:飯田真美(東京都福祉保健局、TOKYO Pride 監事)


まず、私の感想。

あつかったです!
暑かったって言うのもあるのですが、そんなの気にならないくらいシンポジストの方々は熱かった!!

HIV/エイズは自己のセクシャリティなんて関係なく、感染する可能性があります。
でも、HIV/エイズの広がりの歴史を考えると、性の問題と切っては考えられません。

性がからんでくると、人はいやらしい、卑しいものとしてとらえてしまうものなのかもしれません。

でも、性がからむからこそ、返って私は人と人とのつながりが見える気がしています。

さて、シンポジウムで語られていたことを一つ。
社会、それは結局は個と個とのつながりであるんだって言うこと。
あの人は男だから、ああでないといけない。
女だからあれはしてはいけない。
HIVだからああだろう。
○○だからこうに違いない。
人は属性をすぐにカテゴライズしてその人の人となりを判断してしまいがちです。
でも、本当は男であるレズビアンであるという前に、自分は自分であるという「個」があるはずなのです。
それぞれの人には属性がある、でもその前に「個」としての自分がいる。
たぶん、そうやって社会をとらえた方が、自分の周りがより広く大きくなった気がして
おもしろい。

にしても、パレードでたかったなぁ・・・

2007年8月12日

ADEOアフリカのウェブ更新!

先週の5日に、アデオジャパンメンバーおさむちゃんが、
ADEOケニアオフィスにてインターンとして研修を開始するため
ケニアに飛び立ちました。

到着1週間が経つ前に、早速おさむちゃんが、
しばらく更新がとまっていたADEOアフリカ本部のウェブサイト
リニューアルしてくれました。↓



ちなみにアフリカオフィスでのインターン滞在記として、
おさむちゃんもブログを書いています。




ぜひチェックしてみてください!

東京プライドパレードに参加!!


こんにちわ、がっきーです。

昨日、アデオジャパンのメンバー4人と、
wAds2007というキャンペーンの会計大臣の子、
計5人で、東京プライドパレードに参加しました!!

名前は変わりましたが、
ゲイ・レズビアンパレードといったほうが、
少し想像はつきやすいでしょうか。

いや~本当に楽しかった!最高でした!!


●東京プライドパレードとは?

セクシュアルマイノリティの方を中心とした人々約2800人が
いろいろな衣装やコスチュームをまとい、
音楽に合わせて、踊り、叫び、歌い、笑いながら、
一般道を練り歩くパレード。

代々木公園を出発し、渋谷、原宿、表参道を通って、
代々木公園に帰ってくるコース。
週末の午後、たくさんの人が沿道にいました。


東京プライドパレードのHPには、
こんなことが書いてありましたよ。

東京プライドパレードの目的

ヘテロセクシュアル中心である現代の社会において、私たちLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの頭文字。性的少数者を総称しても使われる言葉)への認知や理解は、まだまだ不十分なものがあります。そのためにLGBTはさまざまな生きづらさを背負わされています。

パレードは、LGBTはけっして遠い存在ではない、社会のどこにも、あなたの身近にいる。私たちを認知し、理解してほしいと訴え、おなじ社会でともに生きることを提案するためのものなのです。

LGBTの「可視化」と「共生」の提案、それがこのパレードを行なう目的の一つです。


blog it

250人で、1グループを作り、歩きます。
グループの先頭には、音楽が流れてくるトラック
通称”フロート”と呼ばれるものがいます。

今年は12フロートがパレードを彩り、
それぞれの特徴あるパフォーマンスが
まさにパレードの見所でした。

それでは・・・・ごらんください。
パレードの動画です。youtubeにあった!







パレードって、
信号待ちをしているデート中のカップル
髪をきってる女の子と髪を切る美容師さん、
カフェでお茶してる素敵な夫婦、
コンビにの店員さん、警察官の人、
みんなを巻き込めるところが、すごいと思いました。

普段は、なかなか顔の見えない
セクシュアルマイノリティの方々が、
声を出して、歩いている。
”わたしたちは、一緒に生きている”と。
その現実を、いろんな人が目の前で突きつけられるわけです。
影響力はさぞかしい大きのだろうと思いました。

一般の人が能動的な行動を起こす必要もなく
ある問題に対して考えるきっかけを作る。
そのためには、人がいるところにでていけ!
まさしく、パレードがそれですね。


●パレードに参加した感想

どんなセクシュアリティの人だって、
どんな背景をもった人だって関係なく、
私は、周りで一緒に歩いてる人と
このパレードを心から楽しんでいる。

それが、私のスタンダードなんだ、
ということをアピールできたことが、
私の中で、うれしかったです。

私を誰がどう見ようとかまわない。
私は、私。私らしく。
そして、ある人はある人らしく。

いろんな人たちのその人らしさを、
たっくさん見つけ、
毎回の出会いを素敵にしたい。
人一人一人を尊重したい。

この思いを心の中でずっと
大切にしておくことが、
私にできることな気がしています。

2007年8月10日

8月12日は、渋谷がアフリ化!? みんなでパレードいっちゃいましょー

こんにちはー
本日は夏だからこそって話題をひとつ。























今週末の8月12日は、渋谷が「アフリ化」します!

アデオジャパンも日ごろ仲良いい団体
日本ケニア学生会議が、渋谷で熱い催し
「渋谷アフリ化パレード」を実施。

この夏ケニアから呼んできた学生と、日本で活躍する
アフリカンミュージシャンを引き連れて、渋谷をジャンベの
リズムに合わせて練り歩くとのこと!


焼けるような日差しに負けてなんていられない!
アフリカのビートで踊れば、暑さもきっと友達さ~
パレードのあとは、アフリカン料理片手に交流会。
音楽と食と文化と人と、五感でアフリカ感じちゃおう!


【渋谷アフリ化~パレード&交流会~】

日時:8月12日(日)
パレード 16:30~17:00
交流会 18:00~20:00

場所:パレード 宮下公園~渋谷駅付近~宮下公園
費用:パレード300円 交流会700円
交流会 青山ブックセンター(国連大学隣、青山学院大学向い)

持ち物:アフリカの民族衣装&楽器(あればで結構です)、水分

当日は16:30宮下公園に集合してださい★
パレードでは車道を派手にパレードします!
交流会ではジャンベのアーティストを呼んでのパフォーマンスも予定しております。




ぜひみんなで楽しくわいわいやりましょー

2007年8月9日

ヒロシマナガサキ byまーきー




62年前の今日(8月9日)、何があったか知っていますか?




そうです。

62年前の8月6日は広島に、9日は長崎に、
原子爆弾が落ちました。


そこで今日は
スティーヴン・オカザキ監督の
映画『ヒロシマナガサキ』を紹介したいと思います。



  たくさんの人が死にました。
  広島でも長崎でもすべてが吹き飛びました。
  日本は戦争に負けました。
  そして、世界で唯一、原爆の落ちた国になりました。


広島や長崎での原爆、そうでなくても、戦争を直接体験した人は、
現在の日本にはもう少ししかいませんよね。
これを書いている私自身、「戦争」をわかってはいないと思います。


世界中で戦争が起こっていて、
連日その様子がメディアによって報道されているのに、
ネットをつなげばその悲惨さを知ることができるはずなのに、
それがあまりにも普通になってしまっている「イマ」。
こんな時代だからこそ、戦争ってなんなのか、
できるだけリアリティを持って感じるべきなのだと私は思います。

この作品では、14人の被爆者と4人のアメリカ科学者が
戦時中のことや自分の人生を証言してます。
彼らはおそらく語るのがとても辛いのです。
決していい思い出ではないだろうから。
それでも伝えたいからと、必死に語るものだから、
私はとても胸打たれてしまいました。
目を覆いたくなる映像もたくさんあります。
でも、これを見ることで、少しでも戦争を知ることができるのならと
私も必死になりました。


ここまで読んで、
ADEOとあるいはエイズやアフリカと原爆、関係あるの??って思った方はたくさんいるかもしれません。
私は関係あるように思っています。
どんな問題にせよ、自分が当事者でない限り、
どこまでこれらの問題にリアリティを感じられるかが大切になってくるように思います。
戦争であっても、環境問題であっても、アフリカであっても、グローバリゼーションであっても、
大切なのはその問題を知ろうという想像力だと思うのです。

だから、アデオのブログでこの映画を紹介したいなって思ったのでした。


 
『ヒロシマナガサキ』
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2007年8月2日

難民映画祭:ウガンダ北部の悲劇

どうもいよいよ8月になり、夏真っ盛りな雰囲気ですが、
暑さに負けずアデオジャパンも秋に向けたイベント準備で大忙しです。

さて先週のことですが、
国連高等難民弁務官事務所(UNHCR) 駐日事務所が実施する
第2回難民映画祭を見てまいりました!

僕が見た映画は、「立ち上がれウガンダの子供たち- Uganda Rising-」。

clipped from www.refugeefilm.org
Refugee Film Festival

立ち上がれウガンダの子供たち *


原題: Uganda Rising
監督: ピート・マッコマック、ジェス・ジェームス・ミラー
カナダ(2006)
82 分
音声: 英語

ウガンダ北部では、20年も内戦が続いていた。国際社会から忘れ去られたこの土地で、戦火の中で生きることに慣れてしまった平和を知らない子ども達は、たくましく生きている。これはウガンダの真実の物語である。

blog it
以下は英語版ですが、公式HPです。















「アフリカの真珠」と評されるほど、自然が豊かな国ウガンダ共和国。
その北部では、約20年にわたる内戦が続いています。

神の抵抗軍(LRA)
という反政府軍とウガンダ政府軍による武力衝突の一方で、
LRAによる北部の一般住民の殺害や襲撃などの残虐な行為が、
地域に大きな陰を落としています。

襲撃によって村を追われた人々は、難民と同様に「国内避難民(IDP)」として
国内のより安全な地域を求め移動し、キャンプ地域を作ります。
しかしそのキャンプもまた襲撃の対象となってしまうことも多々あります。

「LRAによる被害の中でも子供に対する犯罪は特に深刻で、
子供を拉致し、強制的に少年兵にしたり、性的搾取をしたりして
国際的な非難をあびている。」(Wikipedia

子供たちは、LRAによる襲撃から逃れるために、
毎晩毎晩住んでいる村から、安全を求め近くの市街地まで
暗い中を歩いていきます。
そのためグル市(Gulu)の街では、多くの子供たちが
お店の閉じたシャッターの前で束になって寝ている光景がそこら
じゅうで見られます。以下のサイトでは、その子供たちの写真が
見られます。















また一方で、その住民の殺害方法や拷問のやり方は残虐を極め、
映画の中でも耳と唇をそがれた女性のインタビューが収録されています。

clipped from news.bbc.co.uk

LRA victim: 'I cannot forget and forgive'
LRA victim, John Ochola
Following recent comments from Lord's Resistance Army rebel leader Joseph Kony in which he denied committing atrocities, Ugandan John Ochola, 25, responds by telling his story. He was abducted by rebels from his village, Namkora in northern Uganda, which was attacked in February 2002. During the attack 50 people were axed to death and he was one of 35 abductees.

blog it

この映画「立ち上がれウガンダの子供たち」では、
LRAと政府軍による内戦によって深く刻印された傷跡を
リアルな映像とともにあますところなく紹介しています。


正直、見るに耐えない映像も多く見ていてすごいつらかったです。
ウガンダをはじめアフリカにはちょくちょく行くこともあることもあり、
自分の友達が巻き込まれたらと考えたら、腹がグルグルするような
気持ち悪さを感じました。

何よりこのLRAによる襲撃が起こっている地域は、
僕が2003~2004年にかけて滞在していたウガンダ北部モヨ
(ADEOのオフィスがある)に結構近かったりします。

当時からこのLRAについては、新聞での報道をはじめ
話をよく聞いていたこともありましたが、これほどまでとは想像できませんでした。

日本にいる限り、決して知られることのない、
報道されることのないこのような現実の話を真摯に
語り伝えていくことが必要だと切に感じております。

国内避難民
遺児
少年兵
レイプ
女性の性的搾取
虐殺行為
リンチ

想像を絶するようなあらゆる人権侵害が起こっています。

ウガンダは、農産物が豊かでさまざまなフルーツがとっても
おいしく、水資源も豊富な本当に素敵な国です。
そして首都のカンパラは治安もよく、飲み屋やクラブが
充実のとっても素敵なところです。

大好きな国だからこそ、このような悲しい現実が改善することを
祈り、自分に何ができるか考えていきたい、そう思うばかりです。

最後に僕が大好きなウガンダのアーティストChameleon の歌を
ご紹介します。「Dolitia」。クラブでこの歌にあわせて踊り狂った
あの楽しい思い出にのせて。